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加藤たかゆき

ともに、生きる。共生社会の実現を進める朝来市議会議員です。

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あさごまちづくりニュース16号

投稿者作成者: 加藤たかゆき
投稿日 2025年9月22日

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※注意：本サイトにおける議会での発言、講演の内容、書籍の記述、新聞の記事等は、加藤たかゆきの受け取った主観的な印象に基づいて書かれており、客観的な正確さを有しません。引用等される場合は、必ず公式の議事録、講演録、書籍、新聞等の一次資料を参照ください。

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※本動画は加藤たかゆき個人の見解を示すもので、朝来市議会もしくは朝来市の公式見解ではありません。

「どうなってるん？朝来市議会」と市民の方からよく言われるので解説したい。

今回は農産物流通事業に関する産業建設委員会での審議に端を発する揉め事について解説する。

朝来市にとって農業は重要な産業。
農業は儲からない、というイメージもある。
儲からないと新しく農業をしようとする若者は育たない
朝来市は「儲かる農業」を掲げて農業施策に取り組んでいる。
儲かるとは、まず何よりも「販路がある」ことが大事。

2022年朝来市第3次総合計画
「大規模で安定した収益が得られる販路を拡大し、儲かる農業の実現を図るため、農業者のグループ化等により農業経営体の強化に取り組みます。また、学校給食と連携し地産地消の取組を進めます。」

都市部や学校給食といった安定的な販路を作ろう

各農家がバラバラに動いていたのでは、効率が悪い
→中間事業者が必要

22年秋のまちづくりフォーラム
この課題が示された
農家ー地域自治協議会ー契約業者ー小売店・加工業者
という仕組みが示された。

そんな中で、22年12月8日にこの事業についての説明会が行われた。
よふどの恵さんの元へ、学校給食センターと農林振興課が訪問し、給食の地産地消を進める上でどんな野菜が年間どのくらいいるのかを説明した。

よふどの恵さんはよふど地域自治協議会が立ち上げた地域商社で、一般社団法人の法人格をとっています。

この12月8日の説明会に藤本議員が同席していた。藤本議員はよふどの恵の会員ですが、役員等ではない。また、説明会の場では一切発言していない。ですが、議員が同席していたこと自体が、契約への介入に当たるのではないか、というのが最初の政治倫理審査会。

23年8月から始まった1回目の審査会では、藤本議員は違反ありということになった。委員会では3対2、本会議では9対7で倫理違反という評決だった。僕も、違反ありとして判断しました。この説明会は個別具体的な野菜の売買に関する協議の場かと思っていた、契約の場への同席は無言であっても介入にあたる、と理解して違反ありという判断だった。

しかし、その後藤本議員から再度の審査の請求があり、24年1月から再審査が行われた。

なぜやり直したのか？1回目の審査会では、契約行為に関する内閣府の説明資料をもとに、市の法制担当者の意見を参考に、契約に当たるかどうかを判断していた。しかし23年12議会の横尾議員の一般質問の結果、法制担当者の述べたことと、倫理審査会の委員が理解したことは食い違いがあることが明らかになった。そこでもう一度、契約に当たるかどうかを中心に詳細な調査を行った。

その結果、今度は違反なしという結果になった。委員会では4対1、本会議では13対3という結果。僕も2回目は判断を変えて、違反なしと判断。1回目は自分でろくすっぽ調べもせずに、委員会の大まかな流れから判断してしまい、とても反省。2回目では委員会も傍聴し、自分でも資料を集めて調査をした。その結果、12月8日の時点は、個別具体的な野菜の購入に関する協議の場ではなく、農産物流通事業において野菜の中間事業者をどのように担うか、というまだ具体的な形になっていない構想段階の事業についての説明会であったと判断。したがって契約というものはないし、同席も介入に当たらない。

審査が間違っていたということで、藤本議員には名誉回復のための取り組みが行われた。議長からの謝罪、記者会見、議会だより臨時号、CATVによる特別番組の作成といったもの。

さて、ここからさらにいろいろな案件が派生していくことになる。ここからはまだ現在審議中なので、概要だけ示す。

まずは、第3次政治倫理審査会。藤本議員やよふどの恵さんが、逆に政治倫理審査の請求に回った。相手は吉田議員。なぜか？農産物流通に関して、23年2月の産業建設委員会で名誉を毀損する発言があった、という。この日の委員会は農林振興課から農産物拡大事業の具体的な構想が示され、その協議過程での疑念から、最初の政治倫理審査会に結びついていく、という日。ここで吉田議員は、藤本議員とよふどの恵さんそれぞれに対して批判的な発言をしている。この発言が名誉毀損にあたり、議員倫理条例違反ではないか、ということ。この件については私も委員を務めている。5月1日から7月22日まで11回の議論を重ねている。また結論が出次第報告したい。

もう一つ派生したことは、吉田議員の辞職勧告を求める市民からの請願。ここでは、2回目の政治倫理審査会が本会議で結論が出された24年3月28日の吉田議員の発言について。ここでは、これまでの政治倫理審査会において、法制担当者の意見を求めていたが、その回答を行なっていた担当者は会計年度任用職員、いわゆる非正規職員であった。そのことを持って、その方の仕事の遂行能力が劣るが如くの差別的発言を行った。これは議員として相応しくない。即時議員辞職勧告を求めるものだ。

これについては、現在議会運営委員会の中で調査がされている。

さらにこの請願の取り扱いを巡って、百条委員会が開かれている。これについては議員から不特定または多数への発信は行わない、と決めている。詳しくは8月5日発行の議会だよりをご覧いただきたい。

このように、農産物流通事業の産業建設委員会での議論に端を発して、4件の政治倫理審査会、1件の請願、そして百条委員会へと揉め事が派生している。
僕は、農産物流通事業は推進したいと思っている。子供達に地元産野菜を使った給食を食べてほしい。食の安心安全、地域への愛着につながる。そのために一連の案件についてはしっかりと調査を行い、結論を出し、議会を正常化し、市民の皆さんと一緒に、農業の進行、給食の地産地消について考えたい。

どうなってるん？朝来市議会その①

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