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朝来市議会

高校生議会答弁(動物ふれあい)

 

2025年8月1日朝来市高校生議会 加藤の答弁書

それでは、笠垣議員のご質問「さまざまな動物と人々がふれあうために」ついて、加藤貴之がお答えします。

 動物との触れ合いは人を幸せにするし、こどもの発達にも良い効果があります。まず近隣の動物施設としては、姫路市に市営および民間の動物園、神河町に神崎農村公園ヨーデルの森、豊岡市に水族館およびコウノトリの郷公園、新温泉町に県立の牧場公園、福知山市に市営の動物園がそれぞれあります。養父市にある県の動物愛護センターでは毎週猫とのふれあい体験を実施しており、夏休みや9月の動物愛護週間にはイベントを開催しています。また、朝来市内には猫カフェがあります。来年には生野町黒川にオオサンショウウオのミニ水族館も誕生しますので、ご注目ください。

 続いて、近隣のペット同伴で遊べる施設としては、市内では生野銀山、竹田城などの観光施設、竹田のEN、多々良木のcocodeなどペット同伴で泊まれるホテル、生野高原にドッグラン付きのカフェがあります。近隣では、丹波市に大規模ドッグラン付きキャンプ場、加西市にドッグプールを備えた大型施設、豊岡市竹野町に犬専用ビーチがあります。養父市のスキー場や豊岡市の但馬空港にもドッグランがあります。

 一方で、ペット同伴の交流イベントは近隣では事例がありませんが、群馬県が主催して、ペット共生フェスが昨年10月に実施されています。

 さてご提案の件ですが、自然豊かな朝来市は動物にとっても幸せを感じる環境だと思います。一方でご指摘の通り、市内にはペット同伴で集まる場所が多くありません。そこでまず、市内にドッグランを整備することは有効な施策であると考えます。それは市民生活の上でも、観光面でも一定の効果が期待できます。場所としては私の個人的な案ですが、多々良木の芸術の森にある宿泊施設cocodeに併設する形が適当と考えます。芸術の森は元々ペットのお散歩場所として市内外で人気の場所です。cocodeはペット同伴で泊まれるホテルとして人気ですが、一方でドッグラン等の施設がないのが課題でした。多々良木は市内のアクセスもよく、市民の交流も図れると思います。芸術の森は広いですから、ドッグラン以外の場所では犬以外の動物も共存してお散歩できると思います。

 芦屋市は令和7年度の予算で、市営の公園にドッグランを整備する費用として1787万円を計上しています。広さは600㎡。外周フェンスと水飲み1箇所、看板を設置します。朝来市でも同じくらいの規模のドッグランが可能ではないでしょうか。

 整備の財源としては、ふるさと納税の活用を私は提案したいと思います。朝来市のふるさと納税の使途として「動物との共生社会の実現」を追加し、その中で整備を行うのが良いと考えます。

 さらに、活用の促進と交流を図る仕掛けとして、SNSの活用はいかがでしょうか。芸術の森内には屋外アートが多数展示されています。ペットとアートが映った写真をハッシュタグをつけて共有してもらうことで、ペットに優しい朝来市を市内外にアピールします。 

 最後にイベントですが、芸術の森の美術館では、定期的に屋外庭園でアートマルシェ等のイベントを開いています。そのイベントをペット同伴で楽しめるようにすることで、交流が促進されると思います。私もペットに優しい朝来市にしていきたいと思いますので、ぜひ今後も一緒に考えましょう。